false dawn

予定通り公演が見たいオタクの願掛け

5/7 即落ち2コマの話

オタクの携帯のカメラロールって、めちゃくちゃ面白くないですか?私、友達全員の見て回りたいもん。(自分のは絶対見られたくないが)

今のiPhoneは化石なので多分もう5年ぐらい使っているのですが、遡るとその間自分のハマっていたジャンル、好きだった男が如実にわかってめちゃくちゃ笑う。

この前チケット半券の整理をしていた時も思ったんだけど、人生のターニングポイントになるイベントとか作品って絶対にあるよね。オタクなら誰しも経験あると思うけど、これで人生変わった!のやつ。
私にとっては2018年の舞台文豪ストレイドッグスと、ミュージカル刀剣乱舞 歌合乱舞狂乱2019(タイトルクソ長)なんだけど…

文豪ストレイドッグス初演はとにかく原作の強火だったこともあり(本気で太宰と心中したいと思っていたし、今も思っている)そんなに刺さらず、観劇後時間が経つにつれじわじわ好きが増したタイプだったけど、刀剣乱舞はマジで即落ち2コマって感じだったな。

見に行ってその日のうちにすぐミュージカル刀剣乱舞のFC入って、俳優のFCも入って、次回作(に出ると連れて行ってくれた友達が教えてくれた)のチケット申し込んだもんね。
元々ゲーム自体は太古の昔にユーザーだったためキャラ自体は知っていたものの、そこまで萌えることなく終わって本丸を手放していた私にとって、エッ?!あの刀ってこんなに可愛かったっけ?!!とカルチャーショックだった。脳を直接ぶん殴られた気持ち。それぐらいとってもとっても可愛かった。
刀ミュを見たあと4年ぶりくらいに荒れ果てた自本丸へ戻り、私の加州清光(永遠の近侍)に迎えてもらいました。ずっと待っててくれてありがとう私の刀たち…!ってなった。自己肯定感上がるし、やっぱり本丸が私の居場所って思う(?)

かくして、刀がダンスして歌って脱ぐっていやいや何で???(笑)って思ってた過去の私は死に、「若い顔のいい男に刀の付喪神を演じさせ、歌って踊って1枚ずつ脱がせるショーを考えた人間天才やろ!!!!」の人格が新たに生まれたのであった。いやまじで天才。

5/6 オタクとの同居生活の話

昨日は子どもの日を理由に推しの幼少期の可愛い可愛い写真が見られて嬉しかったです。

推しのお父さんお母さんこの子を可愛いまま大人に育ててくれてありがとう……と思いました。それぐらい可愛い。



先日のブログにも書いた通り、私はオタク友達と同居しています。その友達とは出会ってもう10年以上になりますが、まさか一緒に住むようになるなんて思ってもなかったな。いやー人生って面白!


私のメンタル的理由と彼女の諸事情が重なって、しばらく私の汚いワンルームマンションに一緒に住んでいたんですけど(6畳一間に成人女性2人。今思うと信じられん)、さすがに厳しくなってきたので更新タイミングに合わせて退去して、戸建を借りてシェアしています。今もう3年目。

うちに来た人は知ってると思うので言いますが、まあシェアというか、マジで家族のように一緒に暮らしてるというのが正しいような…笑


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ちなみにオタクしか住んでいないので、よく使い道がないと言われるポスターの展覧会ができます。これは2人ともジャンルが文豪ストレイドッグスだった頃の家。

オタク以外の他人を招き入れる気が全くない。


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今年一番買ってよかったものはこのポスター。サイン箔押しはそれだけでテンションがあがる。

これを購入したことにより、わたしのQOLが抜群に上がった。萌えはストレスで荒んだ心を救うので…


実を言うと私は物件探しのときにマンションがいいって言ってたんだけど、今思うとマンションでこの暮らしをしていると騒音問題で怒られそうなので、ここでよかったなぁという感じ。あとオタク集会所と化しているので、絶対うるさくしても迷惑にならん家がいい。叫んでも走っても恐らく聞こえていないであろうこの家は最高。


あー早くオタク集まってだらだら喋りながら飯を食う会したいな。 と思うんだけど、舞台が出来るようになったら土日絶対皆の予定合わなくなるのでそれも面白い。

皆で集まってご飯食べられる日々も、皆の予定合わせるのが難しすぎて笑っちゃう日々も、近い将来きっと訪れてくれますように。

5/5 ゴールデンウィーク終わっちゃったねの話

社会人になってはや云年、元々皆が休みを取れる時期はフル出勤タイプの仕事をしていたためゴールデンウィークも盆も正月も全然楽しくないわ!(その代わり平日休みは取れるので観劇向きではある)と思っていたのですが、この状況下だったので去年に引き続きゴールデンウィークは今年もたっぷりお休みをいただきました。やったー!

まあどこに行くこともなくただただ家にいたけれど。私はオタク友達と一軒家に同居しているんですけど、だからこそ毎日家にいてもなんとか生きていられたのであって、本当に独りだったら虚無感で孤独死しているところだったと思う。人と喋らないのって本当に鬱が加速するので…
ワンルームマンションで一人暮らしをしていたときは、本当にベッドから起き上がらず声も出さずひたすら携帯で事故物件を調べる(?)みたいな日が普通にあったので、そりゃ精神もイカれるわなと思います。

は萌えたら一緒に叫んで、同人誌の貸し借りをして、舞台のブルーレイを見て、推しにキャーキャー言って、毎日楽しく過ごしています。
趣味を共有できる人間が身近にいる生活は楽しい。

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これは同居人と突然思い立って作ったクソデカプリン。皿に出すのが楽しかった。

いつかアパートを買い上げて、オタクだけに部屋を貸すオタクアパートがしたいです。集会所の部屋を作って、そこで皆で推しの舞台を見せ合うんよ…楽しいね…

5/4 ライブに行きたいオタクの話

コロナ禍によって観劇よりずっとご無沙汰なもの、それはライブ!

私にとっては宮野真守のライブツアーがここ10年程ライフワークになっていたため、2020、2021と何もなくて寂しいです。
いや、オンラインライブはあったけど、あれはライブであってライブでないんだよな。これはオタクなら絶対わかるはず!

遠征での観劇も同じだけど、その場での思い出も込みで楽しいものじゃないですか?公演内容も勿論大事な思い出なんだけど、あーこの公演の日こんなことあったよねー!っていうことも含めて思い出。
真冬の物販で、あまりの寒さに凍傷なりかけなのでは?と思うくらい身体の末端が痛くなり気が狂ったけどそのあとスーパー銭湯で回復したこととか、それまで整然と並んでいたのに突如物販の列が崩壊してオタク大運動会が始まってしまって死んだこととか、終わったあとあまりの楽しさにホテルまで本当は電車に乗るはずなのに40分スキップして帰ったこととか、そんなしょうもないことだけど。

あと私は別に遠出して旅行するような趣味がないので、遠征以外の友達との旅行って本当に数えるくらいしかしたことがない。そんな超絶インドアな私が地方グルメ調べて、食べて回ってたのもマジで遠征のおかげだったな〜と思います。
私の人生の楽しいことはマジでほぼオタク事とともにあったので、早くその生活が自分の手に戻ってきてほしいと心から願う。

ちなみに、はー、ライブ行きてえ〜!と思うときにこれを聴くようにしているのですが、オタクのコーレスや歓声を聞く度に「ああ、こんなライブがまた出来る日は本当にやってくるんだろうか…」と寂しい気持ちになってしまいますね。でもお勧めなのでみんな聴いてください。

5/3 良きファンでありたいという話

「良いファンでいる」ということはなかなかに難しいことだと思っている。

俳優にハマったのはここ数年の事なのであまりサンプルにはならないけれど、元々声優のオタクを拗らせていたし、もっと前はバンギャルをしていたのでそれなりに他人を追いかけるという経験はしてきました。いやー他人に自分の人生捧ぐのはめちゃくちゃしんどいです。
私の場合、好きがどんどん呪いになっていくのが目に見えてわかった。

「何でアイツが私より良い席座ってんの」
通路席だったのにこっちまで来てくれなかった」
「私は毎日こんなに頑張ってるのに何で報われないの!」

我ながら論理の飛躍がやばいけど、でも当時は本当にそう思っていた。そんな思いがエスカレートした結果、全然楽しくなくなって、好きがだんだん嫌いになって、私は彼を追いかけるのをやめたんでした。

今思えば高校生、大学生の出来る範囲のことなので、かけたお金もまあ大したことない金額でした。むしろそれで頑張ってるとか言ってるのは笑える。
それでもあの時の私にとっては全てだった!
毎日大学の講義そっちのけでアルバイトして、毎週末東京に夜行バスで行って、早朝から並んだり、時には徹夜した。
もう辛すぎて帰りたいと泣きながらイベント見たりもした(でも強欲なので最後まで見た)。
朝頑張りすぎたせいでイベント中に睡魔に襲われて、隣の友達と手を抓りながら無理矢理起きていたこともあった。
30秒しか出ない癖に映画の舞台挨拶に登壇するからと、マジで面白くない映画を何回見たかわからない。起きたらエンドロールだった回もあった。

それなりに声優オタクをしていた期間は長かったので、楽しかったことももちろんたくさんあるけど、辛かったとか嫌だったとか悪口を言った記憶の方が多すぎて、本当にこれは呪いだったなとつくづく思う。

当時の私は、彼にとって全然良いファンになれなかった。今になって思うと、多分良いファンでいるには適度な距離感が必要ですね。

彼が出ているのなら全部行く!何がなんでも行く!作品が面白くなくても、何をするイベントでも、時間が短くても長くても全部行く!が愛だと思っていた私は完全に距離感を見誤っていた。全部行くことが目的になった結果、「別に面白くもなんともないけど義務感で席に座っている斜に構えたオタク」が爆誕してしまった。

斜に構えたオタクがイベントに行くとどうなるかというと、批判家になるんですよね。アマチュア批判家クレーマー。
あれはこうだ、こうした方がよかった、なんでこれをしてくれなかったの?とどんどん「自分の思う通りに動かしたい欲」の歯止めがきかなくなった。応援している見返りも求めたくなった。
ただもちろん思い通りに動いてくれるわけがなく、そんな彼に勝手に失望して、勝手に離れていった。何て面倒臭いオタクなんだろう…悲しきモンスターだね…

この頃の反省を生かせているかわからないけど、私は今も他人を追いかけて生きている。
今の推しには勝手に自分の理想を押し付けて失望するようなことはしたくないし、私自身「良いファン」でありたいけど、果たしてその自制心はいつまで続くのか。だって恋もオタクも盲目なので…

5/2 公演中止が悲しい話

好きな役者は美容の話を更新してるのに、私はオタクの話しかポストできません。人間としての格の違いを感じます。

4月下旬以降の公演予定が全部中止になったせいで持っていたチケットが紙屑と化し、全てのやる気が無に帰しているのはオタク皆の総意だと思います。早く皆が見たい公演を見られる生活に戻りたいですね。
かく言う私も仕事上4月までが頑張りどころで、昨冬から休日も返上しつつ働いてきたので(でも行きたい公演は金と休みを捩じ込んで行った)、4月末の公演が開幕するのを本当に本当に本当に楽しみにしてきました。推しにとってもすごい大きな仕事だったし。
自分の仕事も、全体目標には達しなかったものの個人目標はクリアできて、気兼ねなく楽しめる筈の公演だったのにな〜!しかも自分では普段引けないような席が当たってただけにほんとに悔しいです。仕方ないけど。またFCチケットの女神が私に微笑んでくれることを信じています。

でもオタクより演者の方がもっと悔しいですよね。だって自分の仕事として考えると、長い時間をかけて準備して、自分の身体も精神も削って挑んだモノが1回も世間に出ないまま終わってしまうかもしれない。いや自分で考えたら絶対無理!絶望してしまう。もう辞めようとすら思ってしまう。
そんな中で頑張りつつオタクのことを気遣ってくれる推したちはマジで最高。世界ありがとう!!!!私の推しくん、生まれてきてくれてありがとう!!!!

若手俳優にハマったのが最近なのでファンサイトの福利厚生の手厚さに日々感動しています。
ブログ毎日更新、今日既にネタが無さそうだったけどがんばってほしい。オタクもゴールデンウィークマジで暇すぎて書くことないけど、頑張ります。

5/1 願掛けで毎日ブログを更新するオタクの話

推しが5月毎日ブログを更新するというので、私も公演が無事に開催されるよう願掛けのために毎日書いてみようと思ってはてブロに登録したら、既にブログのアカウントは取ってあった。

記事は一個もなかったけれど、下書きに2年半前の「舞台文豪ストレイドッグス黒の時代」の感想が残っていて笑ってしまった。

誰の目にも触れないように書かれた一万字以上の感想、自己満足の塊。必死すぎてウケちゃうな。

全部アップするのはやめるけど、ここでちょっとだけ加筆しながら供養させてください。



2年半前の私は仕事に忙殺されまさにメンヘラの極みで、会社にも突如行けなくなった。身体が思うように動かなくて吃りで言葉も出てこなくなって、精神科に通ってなんとか生き繋いでいた時期。そんな時に見た舞台で、好きな俳優の演じる太宰治に私は救済されたのであった。

自殺願望持ち、死にたがりのキャラを演じる俳優のおかげで生きたくなったというのは何となく矛盾しているような気もするが、太宰もその実誰よりも生に執着することに「なった」男だと思っている。

人の死に慣れきって自分の生き死にすらどうでもいいと思っていた男が、形振り構わず叫んでまで死にに行こうとする人間を止めようとする。何でも思いのままに動かせるほど頭のキレる筈の男が、何一つ思うままに出来ず、目の前で掌から零れ落ちていく命を、最後はただじっと見ているしか出来ない。

煙草が吸いたいとねだられて、震える手でつけるライター。本当に役者の手が震えてうまくつけられない様子を何度も見て、その度心が震えた。煙草の火のように消えゆく命をぼんやり見つめながら、愛のような、呪いのような言葉を遺されて、もう一度太宰は生きるために立ち上がる。


作中で織田作を喪うシーンを26公演演じた役者は確かに生命の輝きに満ちていて、私はその輝きに魅入られたと思っている。

顔が良いとか声がいいとか芝居が上手いとかそんなものは後付けで、生きたい!と思わせてくれる舞台だった。千秋楽では感情がめちゃくちゃになって涙が止まらなくなったけど、あの時あの作品に出会えたことを私は今でも感謝しています。


紆余曲折あり、今は他の俳優を推しているけれど、その役者を好きになったのも生命力の強さを感じたからなので、私はそういう役者に惹かれやすいのかもしれない。わかんないけど。

若くて可愛い推し、メンヘラのオバサンがオタクにいるのは怖いと思うけど、どうか許してほしい。


今の推しの話は追い追いしていくとして、文豪ストレイドッグスの感想は供養できたので終わりとします。また明日。